【まひlog】Psychology Logic

私=間広の記録=ログで【まひlog】です。サブタイトルはマイブームにより変化します。2021.11〜心理学のロジック。

【topic】自分軸で生きるとは【自己肯定感アップ】

「自分軸で生きている人」と聞いてどんなイメージを抱きますか?

空気読まない人?独りよがりな人?

いいえ、「自分軸で生きている人」は自分も他人も尊重できる人です。


◽️自分軸と他人軸

"人生の決定権や価値観"を自分と他人のどちらに委ねているか、と言えます。これは現実にどちらが主導していたかではなく"心の中でどちらを優先しているか"が鍵です。


◽️傾向

・自分軸

自分を重視しています。自分で自分の価値を見出します。他人に対しても「この人にはこの人の自分軸がある」と理解ができるので、自分と他人が違っていても受け入れることができます。選択肢を作ることができ、どちらをとっても納得できます。


・他人軸

自分以外を重視しており、他人と違っていたり否定をされると不安になります。他人の顔色を伺ったり、気を遣い過ぎてしまいます。自分には長所が無いと感じます。他人からの価値が自分を支えているので失望されるのを恐れます。意見を押し殺してしまいます。


◽️例

仕事で上司から「誰か出張に行ってくれないか?」と頼まれた。できれば行きたくないと思っている。


・自分軸

"自分が"行きたくない気持ちの理由をはっきりと意識でき「行きたくない」意思を表せる。

判断材料が足りなければ「仕事内容を教えてもらってから考えたい」という。

自分が行くことに決まっても「自分は行きたくないけど行ってくるんだ」ことを上司や仲間が分かってくれていると信じられて、気持ちを切り替えられる。

出張で"自分が"できることや"自分にとっての"メリットを考えて「悪くない」と思うようにする。

仲間が行くことに決まっても、押し付けたわけではないので心配し過ぎない。


・他人軸

"仲間が"何を考えているかと様子を伺ってしまう。

"上司に"困った人だと思われたくなくて「行きたくない」とは言わない(この場合「自分の気持ちで決めて良いから」と言われていても言えない)。

仕事内容を聞いてしまうと"上司に"「行く気があるのか」と思われそうだからと聞けない、聞いてしまうともっと断りづらい。

自分が行くことに決まっても「これで"仲間が"行かなくて済んだから」と無理に納得しようとする。

「本当は行きたくなかったのに…」という気持ちでモヤモヤが残り、気持ちが切り替わらない。

仲間が行くことに決まっても、罪悪感が湧いてソワソワする。


※どこまでが自分軸でどこからが他人軸という明確なボーダーラインは無いので、「他人軸の例に当てはまるけど私はあの選択を納得してる!」というならそれでも良いでしょう。


◽️まとめ


生き辛さを感じている人の多くは「自己中だと思われたくない」と自分を大切にすることを忌むべき行為だと勘違いしていて、その所為で褒められる・認められる機会を自ら捨てている、耐えきれずに憎まれ口を叩いてしまって自己嫌悪する。という負のループに入ってしまっている気がします。

かく言う私がそうでした。


あなたを縛り付けていた正体不明の心配事、少しずつ明らかにしていきましょう。考え方を知るだけでも、生き易さに変化がもたらされるものです。

あなたの生き辛さが和らぎますように。


◽️おまけ

他人のために気を遣い過ぎている人ほど、他人に対しては盲目的で、自分の内なる心配に支配されていると感じることがあります。不思議かもしれませんが"他人軸の人ほど自己中"な傾向です。

昔「帰り道、車で送ってあげようか!」という提案に「普通に帰る方が早いので大丈夫です」と返すと「遠慮しないで!何で避けるの?!私のこと嫌い?!」と必死になる困った人が居ました。

私にしてみればわがままで自己中な人でした、早く帰りたいから早く帰れる方を選択したのです(しかもその人は長く居たいが為に道間違えたフリして連れ回したり粘ってカーセックスに持ち込むので絶対に早く帰してくれないのは分かってました)。

今にしてみれば私の「一緒に帰る/帰らない」の回答が絶対的な評価になってしまって、耐えがたい不安をぶつけていたのかもしれませんね。他人軸の究極体です。

私が自分軸で生きられるようになったのは他人軸の人たちと関わってきた成果なので、若干感謝はしています。心理描写の良い例に使わせてもらいます。
私が怒っていたのはあなた自身ではなくあなたの言動や行動と、私の立場を一切考えようとしなかったことなので、自分軸で生きられるようになって「別に嫌われていたわけじゃないのか」と分かるようになってください。